高輪クリニック

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免疫機能とは

2016年08月05日 カテゴリー:お知らせ

免疫の役割

 

前回、Tレグは免疫細胞の誤作動を防止して、本来の免疫システムを正常に保つことを助けてくれると言える役割を果たすということを説明しました。

ではそもそも「免疫」とはどういうもので、どのような機能を果たしているのかを皆さまご存知でしょうか?

今回は免疫について解説してまいります。

「免疫を高めてガンを予防しよう」
「免疫力が低下していたから風邪をひってしまったみたい」
という話をみなさんも1度は耳にしたこと、もしかしたら口にしたことがあるかもしれません。

免疫とはかみ砕いて申し上げると「体の外から侵入してきた異物を排除する身体の機能」のことです。

 

免疫細胞の種類

 

実は私たちの体内には数十種類もの免疫細胞が存在しています。
免疫細胞には司令官の役割の細胞がいて、その支持のもと実働部隊など様々な役割を持つ部下(細胞)がいます。この細胞群が協力し合って、体外からの侵入者(異物や細菌)を攻撃して、私たちの身を守ってくれているのです。

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たとえば傷ができて、そこから体に悪影響をおよぼす細菌が侵入します。
その細菌に対して、マクロファージや樹状細胞など、抗原提示細胞といわれる細胞群がまず迎撃します。

これらの細胞群は血管やリンパ腺内を常時移動しながら、異物や細菌などの侵入者がいないかをパトロールしてくれています。

話を戻しましょう。侵入した細菌に対してマクロファージと呼ばれる細胞群はその細菌を体内に取り込んでしまうのです。そうすると、マクロファージの表面には、取り込んだ細菌のたんぱく質の一部分が飛び出した状態になります。
その状態のままマクロファージは、リンパ節へと移動します。そしてこのリンパ節に、前回紹介したT細胞が待ち受けているところなのです。

細菌を取り込んだマクロファージは、リンパ節にたどり着くと、T細胞に自分の表面に現れている細菌を見せます。これが抗原提示と呼ばれる活動で、マクロファージや樹状細胞が抗原提示細胞と呼ばれる所以です。

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T細胞はマクロファージの表面に現れているたんぱく質が、もともと体内に存在しているたんぱく質と同じものかをチェックします。同時にそのたんぱく質が有害か否かを判断します。その際に有害なものと判断した場合には排除するよう攻撃指令を出すこととなります。

そして実働部隊である免疫細胞を呼び寄せ、攻撃を開始するわけですが、免疫細胞の種類によって攻撃方法はさまざまです。
マクロファージは細菌に直接アタックしたり、活性酸素を使って細菌を殺したり、食べたりして攻撃します。

このようにして免疫機能は、私たちの体に害を与える細菌から守ってくれているのです。