再生医療の豆知識

薄毛に悩むFTM(心は男性、肉体は女性)のための情報

2019年01月10日

今、世界が、そして日本が性の多様化を受け入れる方向に大きく動いています。
その中で性同一性障害に苦しむ人たちも少しずつではありますが、自分の苦しみを吐きだすことができるようになりました。
色々な方法や手段を使って自分の肉体を心の性に近付く努力をしているのですが。なかなか思うようにいかないこともあるようです。

どんなことがあるかといえば、こちらのテーマである「AGAをはじめとする薄毛」に合わせて考えますと、心は男性なのに肉体は女性になってしまったという性同一性障害の人が髪のことで悩まれることが多いようです。

FTM(心は男性、肉体は女性)が悩む髪の問題とは?

FTM(心は男性、肉体は女性)が悩む髪の問題とは?
薄毛になりやすいということです。
肉体の男性化を求めて男性ホルモンを体内に入れることで生じてきます。
肉体が女性であっても男性ホルモンも微量ながらもっているため、AGAになることはあります。
そこに男性ホルモンを体外から追加することで体内の男性ホルモンが増加し、AGAによる薄毛になる確率がさらに高くなってきます。

なぜ、男性ホルモンは薄毛、ハゲをおこす?

テストステロンという男性ホルモンが5α-リダクターゼ酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)という強力な男性ホルモンに変わり、男性ホルモン受容体に結合することで薄毛、ハゲが発生します。
体内に入ってもテストステロンのままであれば薄毛、ハゲは発生しません。また、DHTに変わっただけでも男性ホルモン受容体に結合しなければ髪はそのままです。

男性ホルモンは年齢と共に減少していきます。そこで強力な男性ホルモンであるDHTを産生することで男性ホルモンを維持しようとします。
FTMのための男性ホルモン療法の開始後しばらくは薄毛やハゲが発生せず、治療期間が長期に渡ると発生しやすくなるようです。
おそらく、男性ホルモン治療が長期に渡ると、加齢などによる体内の男性ホルモンの減少もあって、入ってきた男性ホルモン(テストステロン)がDHTにどんどん変わっていくと考えることができます。

女性でもAGAになることがあると前述しましたが、20代でAGAになることは元々、DHTの原料であるテストステロンが少ないこともあってほとんどありません。
しかし、30代になると、少ないとはいえ、若いときより減少しているわけで、テストステロンがDHTに変わることが増えていきます。

また、DHTが男性ホルモン受容体と結合しやすいかどうかは遺伝とも大きく関係があるため、近親者にAGAが幾人かいれば、女性でもAGA発生率は高くなります。

FTMのための男性ホルモン療法の副作用である薄毛、ハゲを回避するためには?

上記のことから考えていくと、男性同様、体内に元々ある男性ホルモンを減らさないようにすればいいということになります。
体内に若いときと同じぐらいの男性ホルモンを維持することができれば、入ってきたテストステロンはそんなにDHTに変換されることなく、テストステロンのままで存在し続けることができます。
そのため、薄毛やハゲを発生させずに求めている肉体の男性化を実現できると考えます。

もしFTMの薄毛、ハゲに遺伝の可能性があった場合、再生医療がある

自分の努力ではどうすることもできないことがあります。それは遺伝です。
また、遺伝か何かわからないけど、筋トレなどに励んで男性ホルモン維持に頑張っているのに薄毛は進行するばかりということもあるでしょう。
このような場合でも薄毛、ハゲを改善する方法があります。それが再生医療です。
再生医療ならFTMの薄毛、ハゲの悩みを解決できますので、こちらのサイトに是非、ご相談ください。

>>薄毛の再生医療ならAI和合クリニック

さて、このあたりでAGA治療に詳しい人は思われることでしょう。
フィナステリドとか、ミノキシジルはFTMの薄毛やハゲの治療に使えないのかと……。

では、検討してみましょう。

FTMにフィナステリドやミノキシジルは効果がある?

FTMにフィナステリドやミノキシジルは効果がある?
日本皮膚科学会AGA(男性・女性)診療ガイドライン 2017 年版 によると、フィナステリド(他、デュタステリド)は男性のみ推奨度A判定(強く勧める)となっており、女性に対してはD判定(行うべきではない)となっています。
ミノキシジルは男性も女性もA判定です。

FTMとフィナステリド(他、デュタステリド)

男性は男性ホルモンを介してAGAを改善するフィナステリドの使用は可能ですが、女性の場合、胎児への影響などを考慮して使用厳禁となっています。
では、FTMの場合は……?

2017年、日本ではありませんが、フィナステリドによるFTMのAGA改善効果はあったという研究報告されたようです。
しかし、「肉体の元の性は女性で男性ホルモン投与中」という特殊条件下でのフィナステリドの効果と安全性についてのデータが日本ではまだ、出されていません。
また、外国のデータですから人種差も考慮しなければいけないでしょう。

フィナステリドに関心をおもちであれば、男性ホルモンを投与してくださる主治医に御相談されることをおすすめします。個人輸入でもして自己判断で使用するのだけは絶対にやめましょう。

FTMとミノキシジル

ミノキシジルは男性ホルモンとは無関係の作用機序でAGAなどによる薄毛を改善させることから男性だけでなく女性も使用することができます。
ただし、使用する濃度(濃さ)は男性と女性(男性の1/5)は違います。
日本では塗り薬としてのミノキシジルしか認可されていませんが、さらなる効果をもとめてミノキシジル内服薬を個人輸入で入手される人がいるようです。
ミノキシジル内服薬は降圧剤であり、副作用も強いため、自己判断で使用するのは非常に危険です。
フィナステリド同様、男性ホルモンを投与してくださる主治医にまずは相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?
男性ホルモンの使用は心と肉体の不一致を改善するための治療ですが、体外から入れる男性ホルモンが薬物である以上、どうしても副作用があります。
しかもFTMの男性ホルモンによる治療は始まったばかり。必要なデータがまだまだ少なく、現在は手探り状態といえるでしょう。
そこへいくと、再生医療はFTMの薄毛やハゲの治療に有効でなおかつ、安全であると考えられます。
こちらには、薄毛やハゲを改善する再生医療の情報も掲載していますので是非、御覧になっていただけたらと思います。


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